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Nesteg music school 川崎DTMレッスン教室
- 川崎DTM教室講師が、独断と偏見でお送りする -

DTM 初心者講座


No.022 〜 作曲家は、みんなどうやって曲を作っているのだろうか? 〜

機材はどんな時に使うもの?
初心者のための作曲まめ知識(機材編 前編)

DTM初心者講座第21回目は、DTMとは切っても切れない関係。「作曲」に関して、割りとまじめに、独断と偏見でつぶやきたいと思います。

「作曲」と言っても、かなり分野が広いですので、何回かに分けて、以下の項目に関してつぶやいてみたいと思います。

①「まえ書き」
②「コード」や、「コード進行」
③「メロディー」
④「アレンジ」
⑤「歌詞」
⑥「機材環境」に関して、筆者の思うところを書いてみようと思います。
⑦「その他まとめ等」



さて、今回は、前回の「歌詞」に引き続き「機材環境(前編)」の分野に関して、筆者の思うところを書いてみようと思います。

「機材」と言っても、昨今、「作曲」を取り巻く機材事情は、大きく変わってきているように思いますし、また、重要性も高まっているように筆者は感じます。


パソコンから始まり、音源や、ミックスソフト。録音するにはマイクが必要だったり、、


一昔前は、作曲家の仕事は譜面を書くことだったりした時代もある中、テクノロジーの発達と、コストを抑えるという意味もあるでしょう、作曲家の仕事は、残念ながらだいぶ増えてしまったように思っています。


例えばわたしが学生の頃(約10年前)、スタジオに足を運び、プロの現場を見せていただいたことがありました。そこには、作曲家の他に、エンジニアさんとサブエンジニアさん、また、マニュピレーターと呼ばれる人がいました。


エンジニアさんは、何やら巨大なミキサーをいじったり、要望によってエフェクトをかけたり。
サブの方は、巨大なミキサーとはまた別の、主に録音する機材の操作をまかされていました。
マニュピレーターさんは、主にMIDIの方法を操作しており、ずーっとパソコンに向かって作家の要望をデータ化していたのです。


そうして、一つの曲のアレンジを完成させるために、
①スタジオを使用し
②巨大なミキサーを操作するエンジニアさんを雇い
③サブエンジニアさんを雇い
④マニュピレーターさんを雇い


そんな風にして、制作をしていたわけすが、現在はどうでしょう。。。


①スタジオを使用し→自宅で行い
②エンジニアさんを雇い→DTMを使って仮想のミキサーを自分で操作し
③サブエンジニアさんを雇い→DTMを使って、PCへ録音
④マニュピレーターさんを雇い→DTMを使って、自分でデータ入力




少し大げさに言えば、従来4名で行っていた仕事を、作家は自分一人で行わなくてはならなくなりました。


これは、まさに時代の変化だと思います。


便利なツールの出現によって、本来、喜ぶべきことと思いたいですが、これは、ある意味、作家にとっては憂うべきこととも言えます。なぜなら、作家は、「頭の中で曲を創造する」ことが仕事だったものが、実際に音を具現化し、必要な音は自分で録音し、しまいには音質を調整するところまで、1人で行わなくてはなりません。
それには、音楽以外にも、音楽機材の知識や、パソコンの知識、また、それら機材を自宅に揃えるための、資金力まで必要になっています。


ちなみに筆者はこの昨今の作家を取り巻く状態を、喜ばしいこととは思っていません。

なぜなら、この時代を作家として生きて行くには、単に「作曲のスキルがある」ということ以外に、パソコンに詳しく、機材をいじるのが好きで、、という条件が嫌でもくっついてきてしまいがちだからです。
それでは、素晴らしい曲を書くけれど、機材がどうも苦手で、、という作家は消えてしまいますね。。

例えば、この時代を生きていくために、作曲の素晴らしいスキルを持った人が、仕方無く機材の必要性を感じ、それを使っていくことは全うなことだと思いますが、機材があることが先に立ち、それに頼り、作曲のスキルの穴埋めをしているような状況を見かけたりすると、筆者としてはなんだかとっても悲しくなります。

機材はあくまでツールであって、作曲の創造自体を助けてくれるものではありません。

いくら便利な機能を使いこなしても、本人の根本的な音楽のレベルは変わらない。それは、同じ機能を使った人間すべてがすぐに手に入れることのできるスキルなので、それでは、人との差は生まれないわけですし、作家の基本的な目的って、それっぽい曲を作ることではなく、自分の想いを表した曲を作ること。とした方が、なんとなく素敵じゃないですか?

筆者はそんな風に思っていることもあり、だからこそ、メロディーが大事であり、「曲を書くこと」が大事だと思っているわけです。

これからDTMや作曲を学ぼうとしていて、特にプロを目指し、未来の音楽を担うかもしれない人達には、そのことを少しでも伝えていければと思っていますし、趣味でやっている生徒さんも、だんだんとそんな風に感じてもらえたら嬉しいです。
そして、少しでも、自分の想いを音楽にすることができたら、それは、目的など関係なく、誰にとっても幸せなことなのではないかなーと思います。

少し話しが難しくなりましたが、そんな時代遅れの理想論。と言われてしまわないように、これだけ機材なんて!!と熱弁した筆者が、意外にも自宅には、高価なものも含め大量の機材が用意されている(笑)ことから、実際の作業、仕事を通じて思うことを、次回の、機材編(後編)でまとめたいと思います。

お楽しみに〜








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